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 一般 : チラシの作成のポイント


■チラシを作成するうえでの注意点(5〜8)

2010/2/24

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(1〜4)のつづきです。
チラシを作成する上で注意したい点をご説明していきたいと思います。当たり前のことを書いてしまうかもしれませんが、気づきと思ってお読み下さい。

5.細かなアピールが大切
商品は、・食料品や下着などのように生活を維持するために必ず買う商品・趣味や嗜好に関する、買っても買わなくても差し支えのない商品に分けることができます。そして、この性格の違いによってもチラシの作り方が変わってきます。「生活必需品は少しでも安く買い、趣味や嗜好に関する品は少し高くても自分にとってよいものを買いたい」と思うのが消費者の心理です。 チラシを作成する側にとっても、すべての商品で価格の勝負をするのは得策とはいえません。そこで、買っても買わなくても差し支えのない商品にアピールポイントを付加し、「買う気にさせる」ための仕掛けをすることが重要になってきます。例えば、住宅リフォームのチラシならば「当社人気ナンバーワンの壁紙です」、ポイントサービスを行っているのならば「★印の商品はポイント2倍サービス」など、安さだけではない安心感や、ちょっとしたお得感をアピールすることで商品の購入につながる機会を増やすことができます。

6.競合店のチラシは重要な参考資料
店舗などの商圏内には、同業の競合店やほかの業種の店舗もあるはずです。チラシを見る消費者は、こうしたほかの店舗やサービスのチラシを見て、それらの中から自分に関係のある商品やメリットを探し出しています。 チラシという媒体は軽く一覧性も高いため、複数のチラシを比較するのが非常に簡単です。発行されたチラシは、常にほかのチラシと比較されていると考えるべきでしょう。比較されても負けないチラシを作るためには、競合店のチラシをチェックすることが欠かせません。 競合店のチラシではレイアウトはもちろん、掲載商品の種類や価格、提案方法を調べます。そして自社がチラシで何をアピールするのかを考える材料にします。例えば、競合店のチラシでは魚介類が目玉商品となることが多かったとします。その際、「自店でも魚介類のチラシへの掲載頻度を上げ真っ向から勝負を挑む」のか、「魚介類のチラシへの掲載頻度を減らし、それ以外で自店の強みをアピールする」のかといった戦略の選択によって、チラシの効果は大きく変わってくるでしょう。

7.レイアウトの基本
チラシのレイアウトの基本は「Z型」です。これは、チラシを見る時の人間の視線は、左上から右上に動き、そして左下に戻ってから最後に右下に向かうという、アルファベットの「Z」の形で動く性質があることを利用したものです。 Z型のレイアウトでは、チラシを見る視線がまず向かうのは左上部分です。そのため、チラシの左上には目玉商品を入れるのが効果的とされています。また、視線がZ字の形に進めば、最後の右下の部分で視線は一瞬止まります。そのため、チラシの右下には目玉商品以外で特にアピールしたい商品を入れます。 空いている部分にはそのほかの商品をはめ込んでいきますが、目玉商品の周辺に関連商品を配置すると相乗効果が見込めるでしょう。例えば、目玉商品の肉の周りに白菜、きのこなどの野菜を配置し、消費者に食事のメニューとして鍋を提案するチラシとします。「今夜はあったかお鍋」などとコピーを入れれば、さらに効果的です。 また、カラーのチラシを作るなら、色合いも考えてレイアウトすると見た目にもきれいなチラシができます。色が多くなりすぎるとまとまりがないと感じられるので、同じ色合いのものを近くに配置するとよいでしょう。 なお、あえてZ型のレイアウトをとらずに、最も目立つ中央に目玉商品を大きく配置し、そこをメーンにレイアウトをするという方法もあります。 定期的にチラシを発行するならば、自店独自の定番のレイアウトを作るのもよいでしょう。イメージを統一したレイアウトを作れば、消費者はチラシを見ただけで「あそこのチラシだ」と認識してくれるようになります。

8.集客後の印象が大切
チラシは短期的な集客・売り上げ増に効果的ですが、チラシを発行したときだけ集客があって、それ以外は店内が閑散としているようでは意味がありません。チラシを見て来店した消費者をリピーター化する必要があります。 チラシを見て来店した消費者に好印象を与え、リピーター化するためには、品質や品ぞろえ、接客態度などに日ごろから気をつけておかなければなりません。特に、消費者と直に接する立場にある接客担当者は、リピーター獲得のための重要なカギを握っているといえるでしょう。多くの人が訪れるチラシ配布後だからこそ、忙しい中にもきめ細かな接客が必要となります。 チラシを見て来店した消費者に好印象を与えることができるよう、服装や接客態度などの従業員教育を日ごろからしっかりと行うことがリピーターの確保につながるのです。
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