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製本のことについてまとめました。
日ごろ手にしている本ですが、作る工程などあまり知られていないことと思います。1冊の本ができるまでは長い工程があります。製本にも色々な種類があり、製本の歴史や工程について勉強しました。
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■製本の歴史
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製本の起源は、中国から伝えられた『巻子本』が、日本で始めての書物といわれているようです。しかし、途中を見るときや一部を読むときもすべてを広げる必要があり不便であるため、折りたたむようにした『折り本』へとなりました。時代を経て、西洋式の製本技術は1873年に日本に伝わりました。
昔(明治時代)は、製本の機械がほとんどない時代で、手作業で道具を使って1冊づつ職人が仕上げるというものでした。昭和に入って、製本機械の国産化が進み大量生産できるようになりました。
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■製本の種類
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本の仕上がりの形状により分けられます。
『上製本』・・・本文部分を仕上げ裁ちしてから、本文部分よりも一回り厚手の表紙を糊付けするなどして中身を、見返しという紙でつなぎ合わせる製本方法。書籍に多く、みばえもよく高級感があります。表紙や背の加工に色々な種類があり、用途や耐久性に合わせて選択することができます。
『並製本』
綴じ加工をすべて終えてから仕上げ断ちを行うので表紙と本文のサイズが同一となります。綴じ方は、針金で綴じる方法と糊(ホットメルト)で接着する方法があります。針金綴じには平綴じと中綴じがあります。糊で綴じる方法は無線綴じとあじろ綴じがあります。
雑誌やカタログに多く、一般的に表紙も厚くありません。
・無線綴じ
針金や糸等の綴じ材料を用いずに、ページを揃えて糊で背を固めて綴じる方法表紙も中本の背に塗布された糊で接合される
・アジロ綴じ
無線綴じの一種で、丁合した本文の背を切り落とさずに、背の部分に切れこみを入れ、糊で綴じる
・中綴じ
表紙と中身を重ねて開いた真ん中の折り目を針金や糸で綴じる製本針金による中綴じは、雑誌類、カタログ・パンフレット等、薄手のものに多く使われる糸による中綴じは、ノートや学習帳、絵本等に多く適用される
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